福島県の主な温泉地8か所を、地図と一覧にまとめました。会津・中通り・県南に散らばっていて、同じ県内でも泉質がまるで違います。乳白色の硫黄泉もあれば、pH2台の酸性泉、10種類以上の源泉を持つ温泉郷もあります。
地図の温泉地名を押すと、その温泉地の説明へ移動します。記事がある温泉地は、そこから宿の比較記事へ進めます。
地図の温泉地名を押すと、その温泉地の説明へ移動します(地図: © OpenStreetMap contributors)
| 温泉地 | 市町村 | 泉質 | ここが特徴 | 宿の数 |
|---|---|---|---|---|
| 磐梯熱海温泉 | 郡山市 | アルカリ性単純温泉 | 郡山駅から15分。萩姫伝説の美肌の湯 | 16軒 |
| 芦ノ牧温泉 | 会津若松市 | 硫酸塩泉・塩化物泉 | 大川の渓谷沿い。会津の奥座敷 | 5軒 |
| 東山温泉 | 会津若松市 | 硫酸塩泉 | 湯川の渓谷に宿が連なる。奥羽三楽郷のひとつ | 9軒 |
| 飯坂温泉 | 福島市 | 弱アルカリ性単純温泉 | 共同浴場が9つ。熱い湯で知られる奥州三名湯 | 12軒 |
| 高湯温泉 | 福島市 | 酸性・含硫黄-アルミニウム・カルシウム硫酸塩泉 | 乳白色。全宿が源泉かけ流し宣言 | 3軒 |
| 土湯温泉 | 福島市 | 単純温泉・炭酸水素塩泉ほか10種以上 | こけし三大産地。荒川沿いの温泉郷 | 11軒 |
| 岳温泉 | 二本松市 | 酸性泉(pH2.48) | 安達太良山から8kmの引き湯。標高600m | 7軒 |
| 母畑温泉 | 石川町 | アルカリ性単純温泉(ラジウム含有) | ラジウム含有量は東北一。古くからの湯治場 | 1軒 |
※宿の数は楽天トラベルに掲載されている宿泊施設の数(2026-08-01時点)。泉質は各温泉地の観光協会・宿の公開情報および楽天トラベル掲載情報によります。
磐梯熱海温泉(郡山市)
郡山駅から磐越西線で15分ほど。県内では珍しく、新幹線の駅から公共交通だけで着ける温泉地です。湯はアルカリ性の単純温泉で、800年前の萩姫伝説から「美人の湯」と呼ばれてきました。刺激が少ないので、温泉に入り慣れていない人にも向きます。
芦ノ牧温泉(会津若松市)
大川(阿賀川)が刻んだ渓谷沿いに宿が建つ、会津の奥座敷。会津若松の市街地から車で30分ほどで、鶴ヶ城や大内宿とあわせて回れます。硫酸塩泉と塩化物泉で、無色透明ながら湯上がりに肌がなめらかになる湯です。
東山温泉(会津若松市)
会津若松の市街地から車で10分あまり、湯川の渓谷をはさんで宿が連なります。渓谷にいくつも滝があることから、老舗には「瀧」の字を持つ宿が多いのが土地柄です。天平年間に行基が見つけたと伝わる古い湯で、江戸期には奥羽三楽郷のひとつに数えられました。泉質は硫酸塩泉。日帰り入浴を受ける宿も多く、市街地から近いのに渓谷の眺めが楽しめます。
飯坂温泉(福島市)
福島駅から飯坂線で23分。奥州三名湯のひとつで、温泉街に共同浴場が9つ残っています。なかでも鯖湖湯は飯坂で最も古い湯で、元禄2年に芭蕉も入ったと伝わります。泉質は弱アルカリ性の単純温泉。無色透明でさっぱりした湯ですが、共同浴場は44〜45℃と熱く、地元の人の入り方に倣うのがコツです。
高湯温泉(福島市)
吾妻山の中腹、標高750mほどにある硫黄泉です。湯は乳白色で、硫黄成分の濃さは全国有数。2010年に全国で9番目、東北では初めて「源泉かけ流し宣言」を行い、加水も加温もしない湯を全宿が守っています。宿は3軒と少なく、湯そのものを目的に行く温泉地です。
土湯温泉(福島市)
福島市から会津へ抜ける国道115号沿い、荒川の上流にある温泉郷。1400年以上の歴史があり、源泉が多いことから単純温泉・炭酸水素塩泉・含鉄泉・硫黄泉など10種類以上の湯が集まっています。鳴子・遠刈田と並ぶこけしの三大産地でもあり、絵付け体験ができる工房もあります。
岳温泉(二本松市)
安達太良山のふもと、標高約600mの高原にあります。全国でも珍しい酸性泉で、pHは2.48。源泉から温泉街まで約8kmを引き湯していて、その間に湯もみされて肌あたりがやわらかくなります。引き湯の距離は全国でも一、二を争う長さです。保湿成分のメタケイ酸を含み、酸性泉でありながらとげとげしさがありません。
母畑温泉(石川町)
阿武隈山中、北須川の清流沿いにある湯治場です。ラジウム含有量は東北一とされ、古くから療養目的で通う人が多い温泉地でした。楽天トラベルに載る宿は1軒(八幡屋)だけですが、明治13年創業の大きな宿で、2013年に湧いた自家源泉「さくら源泉」を主浴槽に使っています。

